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屋根の葺き替えと耐震性の関係
屋根の葺き替えは実は耐震性にも関係してきます。
屋根と耐震性はあまり関係がないように思えますが、使用する屋根材によって耐震性が大きく左右されます。
日本家屋では屋根材として瓦を使うことが多く、瓦は耐久性に優れており重量があるので台風などでも飛ばされにくいというメリットがあります。
しかし、瓦はひとつひとつが非常に重いため、住宅にかなりの負荷がかかっています。
住宅自体の耐震性がかなり高い場合は屋根の重さに耐えることが出来ますが、耐震性が低い場合は地震発生時に屋根の重さに耐え切れなくなる可能性があります。
瓦は屋根材として優れていますが、重い素材のため耐震の面では難点があります。
最近は軽量タイプの瓦も発売されており、瓦の耐久性を活かしながら従来の半分くらいにまで重さを減らしているタイプもあります。
耐震性を考慮して屋根の葺き替えをするなら、そうした重量の軽いタイプの屋根材を選ぶ必要があります。
ただし、屋根材が軽すぎると台風など強風で剥がれたり飛ばされたりする可能性があるため、軽すぎるのも不安があります。
屋根材にはスレート系、セメント系、粘土系、金属系など複数の種類があり、それぞれ重量や耐久性が異なります。
この中で一番普及しているのはスレート系で、軽くて耐久性も備えているために屋根の葺き替えによく使われています。
色のバリエーションも豊富なのでデザインを選びやすいというのも人気の理由のひとつです。
屋根は常に風雨にさらされているため、耐久性が高い屋根材でも定期的なチェックとメンテナンスが必要になります。
屋根材の一部が風雨で剥がれてしまうとそこから雨漏りが発生し、雨漏りがひどくなると改修費がかなりかさんでしまいます。
屋根は下からは見えくいためそうしたトラブルに気づきにくいのが難点です。
ですので、トラブルを未然に防いで余計な改修費を発生させないために、リフォーム会社や工務店に屋根の定期チェックを依頼しておいた方が安心です。